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-ご質問 –
「霊人体の繁殖」と「霊人体の成長」はどのように違うのでしょうか?
-回答-
ご連絡ありがとうございます。
さて、「『霊人体の繁殖』と『霊人体の成長』はどのように違うのでしょうか?」とのご質問についてですが、以下、ご説明いたします。
まず、「霊人体の成長」についてですが、これは肉身が成長し、幼年期、少年期、青年期を経ながら、やがて成人していくのと同様、霊人体も成長して、やがて完成していくことを意味しています。
肉身の成長とは、外的な肉体が、幼年期、少年期、青年期と大きくなっていくことですが、それに対し、霊人体の成長は、『原理講論』に次のように説明されています。
「霊人体は肉身を土台として、生心を中心として、創造原理による秩序的三期間を通じて成長し、完成するようになっているが、蘇生期の霊人体を霊形体といい、長成期の霊人体を生命体、完成期の霊人体を生霊体という」(87ページ)
肉身の成長は、身長の伸び具合で計測したり、体重の増加具合などで量ることができますが、霊人体の場合には、「愛の体恤」の度合いに応じてなされる、人格完成の度合いによります。
成長途上にある長成期の霊人体を「生命体」といい、完成期にある霊人体を「生霊体」というとありますが、その違いを『原理講論』は次のように説明しています。
「イエスは……復活後、霊界においても、弟子たちと異なるところのない霊人体としておられるのである。ただ、弟子たちは生命体級の霊人で、受けた光を反射するだけの存在であるのに比べて、イエスは、生霊体級の霊人として、燦爛たる光を発する発光体であるという点が違う」(259ページ)
ちなみに蘇生期の霊人体を、『原理講論』は次のように述べています。
「では墓は何を意味するのであろうか。イエスによって開かれた(新約時代の)楽園から見れば、旧約時代の聖徒たちがとどまっていた霊形体級の霊人の世界は、より暗い世界であるために、そこを称して墓と言ったのである」(154ページ)
以上のように、霊人体の成長は、光輝いている美しい姿なのか、それとも闇のように、暗く醜い姿なのかで、その成長の度合いを知ることができるということです。すなわち、その光りかたが、その霊人体の成長のバロメーターになると言えます。
次に、「霊人体の繁殖」についてです。『原理講論』には、次のように記されています。
「また、霊人体は肉身を土台にしてのみ成長できるように創造されたので、霊人体の繁殖はどこまでも肉身生活による肉身の繁殖に伴ってなされる」(88ページ)
すなわち、ここでいう「霊人体の繁殖」とは、個性真理体としての人間の数(人数)がふえていくことを言います。霊人体は、肉身生活を土台としてのみ、成長し完成するため、その繁殖(数の増加)も、肉身を土台として、子女が生み殖えることによって、霊人体の数も増加していくという意味です。
そのことについて、文先生は次のように、み言を語っておられます。
「女性には1カ月に1度ずつ生理がありますね。誰のためですか。子孫がどれほど貴いかを知らなければなりません。(神様が)アダムとエバを造られた目的は、天国の民を生産することです。霊界では生産ということがありません。
神様は縦的な愛の主人であられるので、縦的なことにおいて軸が一つしかありません。一点しかないのです。一点では生産できないので、横的な面積が必要なのです。それで、人間と一つとなり、天国の民をたくさん繁殖し、移譲するというのが神様の創造目的です」(八大教材・教本『天聖経』「真の神様」94ページ)
上記、ご参考になれば幸いです。